受注ロボのユーザーのみなさまにはお詫びの言葉など述べたいのですが、より簡潔に本題に移ります。
※一般の方へ:本ソフト”受注ロボ”は Microsoft Accessを利用しています(ので、ご参考になる部分があるかと思います)。いつもとは比較にならないアクセス数なので、Accessが利用される多くの場所で不具合を引き起こしている問題のようです。
最新情報:12/11 10:40
12/11 また同じ問題が発生しているようです。修正あり
こちら(Microsoft)からダウンロードして実行してください。KB4484193
11/20 この問題はあと数日でほぼ収束すると思われます。Microsoftが対応(修正)予定を早めたようです。ひと安心ですね。コチラのやり取りで技術者さんが最新情報を交換していますので、本ブログより濃い情報もゲット可能です。
11/20 13:00 Access,バージョンの関連付け変更方法を追加
11/19 12:00 Office365/2019の対処リンクを追加
キーワード:
受注ロボ:「起動中です しばらくお待ちください」
Microsoft Access 「クエリー”は破損しています」Query is corrupt
SQL UPDATE
WindowsUpdate 2010 →KB4484127 2013 →KB4484119 2016 →KB4484113
★下記操作が分かりづらい場合、遠隔操作にてお手伝いさせて頂きますので
お気軽にご連絡下さい。
●現象:「起動中です しばらくお待ちください」のまま画面が変わらない。
●対象:Windowsアップデートが適用されたユーザーさま (11/13以降)
(原因:Windowsのアップデートにより
受注ロボを動かしている Microsoft Access Runtime2010が影響を受けました。)
●対応方法:(Windows10の場合)
Windows Update の「KB4484127」をアンインストールする必要があります。
・Windows10 の設定(Windows画面左下をクリック→設定)
→更新とセキュリティ (設定 メニューの最後)
→「更新の履歴を表示する」
→「更新プログラムをアンインストールする」
→「Securitey Update for Microsoft Office2010(KB4484127)..」を選択してアンインストール
※Office2016の場合:B4484113 Office2013の場合:KB4484119
Office365, Office2019の場合:https://maru901.at.webry.info/201911/article_8.html
●更新の一時停止 設定を行って下さい。
理由:Microsoftから今回のエラーが解消されるバージョンが公開されるまで待つため。
→ 「更新プログラムの適用を一時(35日間)停止する」設定も行っておいて下さい。
参考リンク ↓このページの途中からの手順解説が分かりやすいです。
https://www.billionwallet.com/goods/windows10/win10-automatic-update.html
※この画面とは違うタイプの場合、「7日間延長」を数回クリックします。
上記は Windows10 での対処方法となります。
●対応:Windows7/8 の場合、、
「コントロールパネル」
→「Windows Update」
→「更新履歴の表示」
→「インストールされた更新プログラム」
→「Securitey Update for Microsoft Office2010(KB4484127)..」を選択してアンインストール
●対応:Office365,Office2019 の場合、、(WindowsUpdateには表示されません)
:https://maru901.at.webry.info/201911/article_8.html
コマンドプロンプト(or WindowsPowerShell)を管理者モードで開き、
・ロールバックを実行するプログラムが格納されているフォルダーに移動
cd C:\Program files\Common Files\microsoft shared\ClickToRun
エラーになる場合:cd C:\"Program files"\"Common Files"\"microsoft shared"\ClickToRun
・ロールバック(例:2019/10/30のバージョン 12130.20272 に戻す)
officec2rclient.exe /update user updatetoversion=12130.20272
●対応その他:上記対応をしてもNG な場合(Access2010に関連付けを戻す)
受注ロボのユーザーさまで、Office365/2019/2016などの場合は、こちらの対応がお勧めです。
Windowsで自動的に受注ロボの関連付けが(本来の)Access2010から2016//2019/365などに変更されてしまっている場合、上記対応が無意味になってしまいます。
★受注ロボをAccess2010で開くように変更します。
方法A:ショートカットのプロパティ変更
→デスクトップ上の受注ロボのショートカットアイコンを右クリック
→「プロパティ」を選択。 「リンク先」を下記文字列に書き換え
"C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office14\MSACCESS.EXE" C:\RoboApp\juchuRobo.accdr /runtime
方法B:関連付けを手動変更(中級者)
→ 受注ロボの本体ファイル: C:\RoboApp\juchuRobo.accdr を
Shiftキーを押しながら右クリック→「プログラムから開く」
→「常にこのアプリを使って .accdr ファイルを開く」チェック
→(ピンク色の)Access を選択。
●技術メモ
・SQLのUPDATE 文 (WHERE条件付) のみエラー
(SELECT, INSERT, DELETE, DROPは問題無し を確認)
(UPDATE文だけがエラーという笑えないWindowsUpdateです)
・VBA上のSQLだけでなく、更新クエリでもエラーが起きるらしい(当然か)。
・ほぼ間違い無くMicrosoftのアップデートのバグ、修正バージョン待ちか。
・全く同じ内容でもSQLの対象テーブルをクエリに変更するとエラーは起きない。
(例:T社員 → Q社員 (内容は T社員.* で良い) )下記の英語リンク
・recordsetで .updateなどと処理を変えて記述することで回避可能
(当ソフトでは箇所が多すぎて対応困難)
・該当バージョンと更新プログラム 2010:KB4484127、2013:KB4484119、2016:KB4484113 その他
●参考リンク
www.pcdock24.com
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
pcclick.seesaa.net
support.office.com
answers.microsoft.com
maru901.at.webry.info
後記:
みなさま、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
今日(11/13)は朝から立て続けにお問い合わせをいただき、この問題に追われ、
近年でもっとも大規模なトラブルとなりました。
その原因が本ソフトの開発者ではなくMicrosoftのWindowsUpdateとは。
Windowsのアップデートは時にウィルスに匹敵する、とか書かれてる記事もありまししたが、まさに言い得て妙ですね。
おそらく世界中で同時発生していて影響も多大と考えられるので、早く修正版がリリースされると予想しています。(追記:実際に大幅に早まった。12/10→11/22)
最後になりましたが、改めてご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません。
理由は何であれ、ユーザーさまの業務を円滑にするための本ソフトが
ご面倒をおかけするのは大変不本意でして、今後さらに改善したいと思います。
また、このような状況においても我慢強く対応いただけた各ユーザーさま
およびご協力いただけたユーザーさまに感謝申し上げます。